気持ちを書き出した紙を残すと、嫌な記憶を思い出しやすくなる

嫌な記憶を呼び起こさないために

悩みがあるときは、気持ちを紙に書き出すとすっきりします。書くことで自分がどんな気持ちなのか再認識でき、また具体的な対策が見えてきます。ストレスを解消させるためには、ストレスの正体を知ることが先決です。例えば毎日なんとなくイライラするという場合、イライラの原因がわからなければ対策が難しいでしょう。だからこそ紙に書き出して、自分の気持ち、ストレスの原因などを知ることが大切です。

ただし気持ちを書き出した紙は、そのまま残さないようにしましょう。ネガティブな言葉で埋まっている紙を見ると、気持ちが落ち込んでしまうからです。見るたびに悩みを思い出してしまうようでは、精神的にもつらいでしょう。嫌な記憶を残さないためにも、気持ちを書き出した紙は早めに破棄してください。

ポジティブな内容なら残してもOK

紙に気持ちを書き出したとき、その内容がポジティブであればそのまま残しておいても問題ありません。将来の夢の実現、モチベーションアップにつながる内容であれば破棄する必要はないでしょう。一方で悩みや不安、怒りなどで溢れている内容であれば、残しておくことでデメリットとなります。紙に書き出した文字を見ることで、記憶が甦ってくるからです。

嫌な記憶を思い出すと心がダメージを受けて、免疫力の低下にもつながります。ストレスが病の引き金になるという話を聞いたことのある人は多いでしょう。心を元気にしておくことは、あらゆる病気を遠ざけることに直結します。持ちを書き出した紙の内容を見てみて、それが心に悪影響を与えると判断したときは早めに捨てるのが得策です。